はじめに
みなさん、お給料日ってやっぱり楽しみですよね。
頑張った分のお金が振り込まれる瞬間、「今月は何に使おうかな」なんてワクワクしちゃいます。
でも、銀行口座を見て、「え?思ったより少ない!」って感じること、ありませんか?
給与明細を開くと、いろんな項目がズラッと並んでて、「何!?こんなに引かれてるの?」って驚いちゃうこともありますよね。
そこで今回は、「給与から何が引かれてるのか」をテーマに、ゆるっと分かりやすく解説していきます。
一緒にお給料の裏側を覗いて、スッキリさせちゃいましょう!
給与から何が引かれてるの?
1. 所得税
まず最初に引かれるのが「所得税」です。
これは国に払う税金で、給与明細だと「源泉徴収税額」って書かれてることもあります。
日本の税金は「たくさん稼いだ人はたくさん払ってくださいね」っていうルールがあって、収入が多いほど税率が上がります。
例えば、年収300万円の人は5%くらいだけど、1000万円を超えると20%とかになる場合もあるんです。
一括で払うのは大変なので、毎月のお給料から少しずつ引いて、年末に「年末調整」で調整する仕組みです。
このお金、道路や学校、病院とか、私たちが使う公共サービスに使われてると考えると、「まあ、仕方ないかな」って気持ちになりますよね。
2. 住民税
次に登場するのが「住民税」です。
これは住んでる市区町村や都道府県に払うお金で、前年の収入で計算されます。
例えば、2024年に稼いだお金で2025年の住民税が決まるから、新卒の人は1年目は引かれないことが多いんです。(でも、2年目からはしっかり引かれますよ。)
金額は収入の10%くらいが目安です。
例えば、年収400万円なら年間40万円くらいで、月だと3万円ちょっと引かれる感じですね。
地元の道路の整備やゴミ収集、図書館とかに使われてるって聞くと、「お世話になってるし、まあいいか」って思いますよね。
3. 社会保険料
そして、給与から結構ガッツリ引かれるのが「社会保険料」です。
これ、給与明細で「うわっ!」ってなる部分かもしれませんね。
社会保険料には4つの種類があります。
- 健康保険料:風邪を引いて病院に行ったとき、医療費が3割で済むありがたい保険です。
- 介護保険料:介護サービスや施設入居を利用するときや、介護が必要な家族がいるときに役立つ保険です。
- 厚生年金保険料:老後に年金としてもらうための積み立てで、将来の自分への貯金みたいなものですね。
- 雇用保険料:もし仕事がなくなったときに、少しお金がもらえる保険です。
これは、会社とあなたで半分ずつ払ってる場合が多いんですが、それでも結構な金額になりますよね。
例えば、月収30万円だと、社会保険料で4万円くらい引かれることもあります。
特に厚生年金が大きいから、「こんなに!?」って驚くかもしれません。
でも、病気になったときや老後に助かるお金だと思えば、「悪くないかな」って感じますよね。
4. その他の控除
ここまでは国や自治体に払うお金でしたが、会社によっては「その他の控除」が加わることがあります。
例えば:
- 労働組合費:組合がある会社だと、月数百円とか引かれます。給料アップの交渉とかしてくれることもあるので仕方がないですね。
- 社宅費や寮費:会社の寮に住んでると、家賃が給料から引かれることもあります。市場より安く住めるならお得です。
- 積立金:会社が「貯金してくださいね」って積み立ててくれる場合もあります。結婚資金や住宅用に使えることもありますよ。
これ、会社によって全然違うので、給与明細見て「何これ?」って思ったら、会社の総務の人や給与担当の人に「これ何ですか?」って聞いてみるのもいいです。
知らないうちに引かれてるの、ちょっとモヤッとしますもんね。
手取りって何?
ちょっと基本に戻りますね。
手取りって何?総支給額との違いを整理します
給与明細には「総支給額」と「差引支給額(手取り)」って書いてありますよね。
- 総支給額:税金や保険料が引かれる前の、会社があなたに払う予定の全額です。残業代とかも入ってます。
- 手取り:実際に口座に入るお金で、引かれるもの全部差し引いた後の金額です。
例えば、総支給が30万円でも、手取りが23万円くらいだと、「7万円も引かれてる!」ってなりますよね。
でも、これって社会を支えたり、未来の自分を守ったりするお金なんです。
最初は「少なっ!」って思うけど、慣れると「そういうもんか」って感じになりますよ。
具体例でイメージしてみます
じゃあ、ちょっと具体例で見てみましょう。
月収30万円(総支給額)の人の給与明細を想像してみますね。
- 所得税:約1万円
- 住民税:約1.5万円
- 健康保険料:約1.5万円
- 厚生年金保険料:約2.5万円
- 雇用保険料:約0.1万円
- その他(組合費とか):約0.5万円
合計で7.1万円くらい引かれて、手取りは22.9万円くらいです。
どうですか?「結構引かれるなあ」って思いますよね。
でも、これが日本の仕組みなんです。
引かれるお金を減らす方法
「こんなに引かれるなら、少しでも減らしたい!」って思う人もいますよね。
実は、ちょっとした工夫で手取りを増やせることもありますよ。
例えば:
- 扶養控除:家族を扶養に入れると、税金が安くなることがあります。
- 確定拠出年金(iDeCo):自分で年金積み立てると、税金がちょっとお得になります。
- 年末調整:医療費控除や保険料控除をしっかり申告すると、戻ってくるお金もありますよ。
これ、会社の総務の人や給与担当の人に相談すると詳しく教えてくれると思うので、気になる人は聞いてみるといいです。
おわりに
給与から引かれるもの
主に「所得税」「住民税」「社会保険料」が大きな3つです。
あとは会社ごとのおまけがつくこともあります。最初は「こんなに引かれるの!?」ってショックかもしれないけど、それぞれが生活や将来を守るために使われてるって考えると、少し納得できますよね。
給与明細をチェック
自分のお金の流れを知るチャンスなんです。毎月サッと見るだけじゃなくて、「何にいくら引かれてる?」ってチェックしてみると面白いですよ。
分からないことがあったら、会社の人に「これ何ですか?」って気軽に聞いてみてください。
お給料って働いた証拠だし、どう動いてるかお金の流れを知ってスキッリしておきたいですね!